Day6 浴衣と着物の着付け小物の違いは?

「浴衣を着るための小物があれば、着物も着られるのでは?」
私もかつて、そう思っていました。しかし、実際に着物を着付けてもらおうとしたとき、浴衣用の小物では足りないものがあることに気づかされました。

今日は、浴衣と着物で異なる「着付け小物」について、体験を交えてお話しします。

目次

浴衣に必要なもの

浴衣の場合、必要なものは比較的少なく、気軽に装うことができます。

  • 浴衣本体
  • 兵児帯または半幅帯
  • 肌着(ワンピースタイプが便利)
  • 帯板(あればきれいに整います)
  • 下駄

あとは、好みによって帯締めなどを合わせれば、十分に装いが整います。

私自身、初めて浴衣を着たときには、百貨店で揃えてもらった華やかな帯と帯締め、そして下駄で十分満足していました。

着物にはもう少し“支え”が必要

ところが、着物となるともう少しプラスされます。

浴衣のときに使っていた肌着や帯板は流用できますが、それだけでは足りないのです。着物の着付けには、以下のような物が必要になります。

  • 長襦袢(襟元を整えるために欠かせません)
  • 衿芯(半衿をきれいに見せるため)
  • 伊達締め(長襦袢や着物を固定します)
  • 腰ひも(少なくとも2〜3本)
  • 足袋(実はいろんなタイプがあります)
  • 帯枕(お太鼓などの形を作る際に使用)
  • 帯揚げ・帯締め(フォーマル感を整える役割)

浴衣と同じ感覚で「着付けグッズは持っているから大丈夫」と思っていた私は、「衿芯?帯枕?なにそれ〜?!」と戸惑ってしまいました。

まとめ

同じ「和装」であっても、浴衣と着物では、求められる装いの完成度が異なります。こうした違いを一つひとつ理解し、揃えていく過程そのものが、着物との距離を少しずつ縮めてくれるように思います。

焦らなくても大丈夫です。着物に触れていくうちにわかります。昔はみんな着物を着ていたのですからね。


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