Day3 「誰かに着せてもらう着物」から「自分で着たい着物」へ

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着付けは頼むもの?

「着物を自分で着られるようになったらいいな」
そんな風に思うようになったのは、子どもが生まれてから少しずつ増えてきた“着物を着たい日”がきっかけでした。

七五三や入学式、お宮参りに親戚の結婚式…。
前回のお話にもありましたが、人生の節目にふれるたび、「洋服でもいいけれど、着物で行けたら素敵だな」と感じることが増えていきました。

あつらえた素敵な訪問着もある。
でも当時の私には、着付けは「プロにお願いするもの」でした。

びしっとしわなく着せてもらうと気持ちがいいものです。
でも「着付けを頼む=大ごと」というイメージが強くて、どうしてもハードルが高くなってしまいますよね。

頭の片隅にはずっと、

「いつかは自分で、さっと着られたらいいな」という想いがありました。

着物への意識が変わった日

そんな中で「都をどりに行きたい」という気持ちが芽生え、
「日常着として、着物で出かけてみたい」と改めて強く思ったのです。

都をどりは、春の京都を彩る舞妓さんたちの舞台。
せっかくなら、自分の手で着物をまとい、会場まで歩いて行きたい。

このとき、私の中で「着物=特別な日の衣装」から
「自分の暮らしの中で楽しむもの」へと意識が切り替わったのかもしれません。

まとめ

そうして私は、「都をどりに自分で着物を着て行く」という小さな目標を立てました。最初は右も左も分からず、半衿の付け方や帯の締め方ひとつにも戸惑いましたが、不思議と苦ではありませんでした。

それはきっと、「自分で着られるようになったら、もっと気軽に着物を楽しめるはず」という希望があったから。着物を自分の手で着ることは、想像していたよりもずっと自由で、そして楽しいことだったのです。

今、着物は「ハレの日」だけの特別な衣装ではなく、私の暮らしの中に少しずつ根づき始めています。もちろん、完璧にはまだまだ遠いけれど、それでも「自分で着られる」というだけで、世界が少し広がったような気がしています。

このブログでは、そんな私の100日間の記録を、ゆっくり丁寧に綴っていきます。子育てや仕事に追われる毎日の中でも、「私らしく着物を楽しむことはできる」と伝えられたら嬉しいです。

どうぞ、お付き合いくださいね。

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